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先輩から見たトオカツフーズ

特集INTERVIEW

もともと料理が好きで、開発をやりたくて入社。
週1回のメインイベントに向けて試作、そして試作。

トオカツフーズでは、コンビニエンスストア向けだけでなく、食事宅配企業への食材供給も行っていることをご存知ですか。私は学生時代から料理をすることが好きで、「いつかは開発を担当したい」と思っていました。工場での品質管理業務・新工場立ち上げ経験を経て、今から5年ほど前、ようやくスタートラインに立つことができたというわけです。

当社では営業と開発が同じ部署に属し、文字通り車の両輪となって担当企業のメニュー開発を行っています。その流れを紹介すると、毎週1回、取引先で定例の商談があり、その際に3〜4品のメニューを提案。実際に試食していただき、基本路線が決まれば、改良と試食を何度か繰り返し、1ヶ月ほどで工場に受けわたす形になります。

普段の業務では、試作室で新しいメニューを作っている時間がかなりの比率を占めます。食事の宅配サービスは比較的ご高齢のお客様が多く、1日2食×30日、計60食をいかに飽きることなくお楽しみいただくか。例えば鯖の味噌煮などの定番メニューでも、奇をてらうことなく、でも「おいしい!」と思っていただけるひと工夫が腕の見せどころと言えます。

作業イメージ

爆発的なヒットではなく、末長く安心してご利用いただけるかどうか。

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コンビニ向けとの大きな違いは、お届けのスタイルが冷凍かどうか。1食あたり4〜5品目のメニュー構成でトレイに盛り付けされており、それをご家庭の電子レンジで温めてお召し上がりいただくスタイルです。技術的な面ではレンジでの解凍を考慮し、温めた際のムラをなくすことも大切なポイント。トレイのままレンジに入れて、メニューのすべてがちょうどいい温かさに仕上がるよう、料理構成だけでなく、食材の盛り付け順にも工夫を凝らして開発しています。量産のしやすさと解凍時の仕上がりを両立させる必要があるわけですが、このあたりのさじ加減は、工場での経験が役に立っていますね。

宅配サービスの場合、月単位でご購入いただいているご家庭が多いので、新しい商品を作ったからといってそれが爆発的ヒットにつながるわけではありません。でも、自分で考えたメニューが商品化され、担当先のウェブサイトに写真が載るだけでも嬉しい気持ちになります。末長く安心して食事の宅配サービスをご利用いただくための商品開発であり、実際に伸びている会員数実績を見ると、商品開発を支える一人としてやりがいを感じます。

お客様の希望を叶える。そのためは「最後までやり遂げる」こと。

お客様企業の商品を扱うので、まずはお客様の希望を叶えることを常に意識しています。そのためには責任を持って最後までやりとげること、途中で投げ出さないことが大事。工場での量産に向けては実現が難しいような局面もありますが、そんなときほど工場や規格管理セクションと通常以上にじっくり向き合って、なんとか実現しようと。トオカツフーズ(作る立場)と先方の要望をうまく掛け合わせながら決めていく。そこが難しくもありますが、この仕事の醍醐味かもしれません。

この冷凍食品の事業は、まだまだ全社的に見れば “大きな事業の柱”ではなく成長途上です。少しでも業績を伸ばし、社内で一目置かれる存在になれたら。いずれは一つのブランドとして独り立ちさせたい、というのが究極の目標です。

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